ごあいさつ

代表取締役社長 青山 正幸

 当社は、1949年の創業以来、戦後復興、高度成長、石油危機、東日本大震災など幾多の経済危機を乗り越え事業展開を行ってまいりました。

 この間、当社は、需要家の皆様から寄せられる当社製品へのニーズに全力をあげて応え、新技術・新製品の開発、品質管理に取り組んでまいりました。

 そのお陰をもちまして今日、当社の各種製品に対して皆さまから高い評価をいただいております。

 当社はフェロニッケルを主力製品とし、製錬工程において副産物として得られるフェロニッケルスラグ加工品を生産しております。さらには、低品位ニッケル鉱石からの製錬技術を生かした、ごみ焼却灰などの再資源化システムの事業を展開し、地域の循環型リサイクルにも貢献しております。

 フェロニッケルに関しましては、予備還元用のロータリーキルンと、世界最大級のエルケム式電気炉を保有し、当社独自に開発した製錬技術の更なる効率化を目指し、品質の安定と向上を図っております。

 海外活動につきましても、フィリピンにおけるニッケル鉱山の開発事業、インドネシア、フィリピン及びニューカレドニアに対する技術支援、さらにフィリピンおよびジャカルタ事務所を開設し積極的に取り組んでおります。

 また、当社は関連会社として太平洋興産株式会社、株式会社大平洋ガスセンター、株式会社パシフィックソーワなどにより大平洋グループを形成しております。これら各社は、いずれも長年にわたって培われた優秀な技術と豊富な経験を持っておりますが、それぞれ専業メーカーの立場から一段ときめの細かいサービスを心掛け、需要家の皆さまのご期待に添えるよう努力いたしております。

 当社ならびに当グループは企業の継続的な成長・発展と中長期的な企業価値の増大を図るため、これからもコンプライアンスの強化、コーポレート・ガバナンスの充実および内部統制システムの円滑な運用を重要な経営課題として取り組んでまいります。

 なにとぞ、当社ならびに大平洋グループに対し皆さまの変わらぬご支援、ご鞭撻を賜りますようお願いいたします。

代表取締役社長 青山 正幸